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2020年5月28日木曜日

「【STAYHOME特別企画】宮川理論生放送」を勝手に振り返る謎企画(笑) 其の玖





さて、いよいよ第7回の振り返りとなりました。

こうやって書くこと自体自分の勉強になっているのでそれだけでも有益ではあるのですが、

せっかくまとめさせていただいておりますので、より皆さんの目に留まるようにシェア、RT、いいねいただけると、

これから宮川理論に触れる方への理解がより深まると思いますので、

ぜひよろしくお願いいたします!


てなわけで第9回目生放送議事録(笑)


では、本日もまいりましょうか!

議事録ルール
・類似する質問はまとめて書いています。
質問を青字、回答を黒字で記載しています。
・質問ではなくても、宮川先生が語っているトピックも青字で表示します。
・Youtube の「チャットのリプレイ」欄に出てこない質問は類推して書いています。
・アテクシの自己判断で割愛させていただいたやりとりもありますので、ご了承ください。
・また、この記事を見て「あの時こんな風に言ったじゃないか」という言質を取るために使うのはお控えください。ライブ放送のログに過ぎないので、後日理論が進化したりする可能性があります。

// Start

野球人口の減少と今後の野球界について
技術的な内容は宮川理論チャンネルの他の動画でも学ぶことができますので、
まずはそちらをご覧いただいて、
ライブでは私の考えていることを率直に伝えていきたいと考えています。
昨今、習い事の低年齢化、多様化が進んでいます。
例えば今野球をしている人がピアニストになっていなかったように、
日本の教育は子どもの将来は親にかかっていると思います。
もちろん他のスポーツに行く可能性もありますが、野球してる親御さんの子供さんは野球をすることが多いと思います。
今後、野球人口を増やす鍵になっているのは私は女子野球ではないかと思います。
一見子供が選択しているようで、やはり親御さんの影響は受けるわけです。
勿論お父さんの意見も大事ですが、お母さんが野球により理解があるとお子さんが野球をしやすくなるので、
女性とって野球がより近いものになるように、女子野球をいかに盛り上げるかが大事ではないかと思っています。

また、野球人口はどんどん減ってるとはいえ、私の肌感覚では進学校の野球人口が増えているように思います。
「勉強もせずに野球をする」
「勉強もせずにスポーツをする」
という時代ではないと思います。
そういう意味でも
「勉学あってのスポーツ」
という路線に今後は進んでいかないといけないのでしょう。
勉強と言ってもいろいろな勉強がありますが、
良い高校、大学に進学するための勉強というよりも、
「生きていく上での頭の回転の世さ」
を身に着けていけるような教育を目指したいと考えています。
なので特に中学校の先生にお願いしたいところなのですが、
学習をしっかりとしたうえで野球をするようにしていただきたい。
学習をないがしろにして猛練習をし、
甲子園行ったからプロ野球に行けるわけではなく、
大船渡高校の佐々木投手のように能力を高めることが大事です。
「何のために勉強をするのか?」
という問いに対して
「お医者さんになりたい」
「東大に入りたい」
という回答と同じような感覚で
「より良い環境で野球をしてプロ野球選手になりたい」
という流れが出来てきても良いように思います。
野球のコーチングも野球単独だけでなく、
例えば学習塾とのタイアップなどもできれば面白いでしょうね。
一方で、成績の悪い選手でもいるわけなので、
そういう子たちにも野球を頑張ってもらいたいと思っています。


プロ野球の選手になりたかったら?
私は
「プロ野球選手になりたいのであれば、日本のシステムに乗っかることが一番」
だと考えています。
最近、海外の独立リーグなどを目指されている傾向が見受けられます。
その自体は素晴らしいことですし、多様な経験を海外で積むということは素晴らしいと思います。
ただ、
「プロ野球選手になりたい!」
という目標があるのであれば、
プロ野球選手になれる確率の高い学校、企業を経由してなるのが良いだろうなと思います。
目的と手段を混同しないように、
また、目的に対しての自分の実力をしっかりと見極めて、
最適な選択肢をとってほしいと考えています。


中学校から野球を始めることは遅すぎるのか?
遅すぎることはありません。
小中でしっかりと学習できるようになり、
高校野球の世界に入っていく。
そのために中学校までにはかっ飛ばせるようにして送り出したいと考えています。
発信してから10年強、いまだ宮川理論を否定する人もいますが、
現役の公認指導員、卒業された公認指導員が180人程度全国に散らばっていますので、
今後変えていきたいと考えています。


中学で硬式・軟式のどちらに取り組むかは関係ありますか?
硬式・軟式というくくりではなく、その環境によると思います。
また、環境に恵まれなくても昨今 Youtube で学習ができるので、
自力で成長することもできるのではないかとおもいます。


L字・逆手の練習の際に、高めを振る感じで良いでしょうか?
また、コースごとに意識することは変わりますか?
はい、まず高めで練習してください。
内角は左足前、外角は右足前とバットの音をならず場所が異なってきます。


脱力について
最近動画指導依頼が良く来るのですが
「親の仇!」
くらいに力を入れていることがほとんどです。
脱力をして
「7-8割の全力」
を目指してほしいのですが、
ただ「脱力」しようと思っても脱力することは難しいですよね。
コツとしては
・どこかに一点力を入れる
 (例・ボトムハンドは中~小指でしっかり握る)
・リラックスして脱力の効いた構えをめざす
 構えた時のフォームが理想的でないと脱力ができない。
 理想の構えがあってこそ理想のスイングにつながる。
脱力の効いた理想の構えから理想の打撃を導き出すことが宮川理論の近道。
日本の野球界にありがちな「やった感」「力感」にとらわれてはいけません。
また、バッティングで使うのは
「筋力」
でなく
「反射神経」
です。
「力」
を意識すると無意識に対応することができません。
「練習は練習」「試合は試合」
試合では無意識に勝手に反応、自動操縦できるように
宮川理論のドリルを反復して刷り込んでほしいと思います。
また、
「練習は試合のつもりで死ぬ気で取り組んで、試合ではリラックス」
とよく言われますが、これって矛盾してますよね?
「ピッチャーはゴロを打たせたいのに、バッターがゴロを打つように指導する」
など、野球界は矛盾に満ちています。
試合で「リラックス」を求めるのであれば、
練習でも「笑顔でリラックス」すること。
これが
「試合のつもりで練習に取り組む」
事につながります。
一発勝負の高校野球は緊張しやすいので特に注意が必要です。


下半身に関しては力んでもあまり影響はないと感じるので、バットを持っている手の力みかなと。
しゃがみすぎるのはよくない。無駄な筋力は使わないことが脱力につながる。
なぜ脱力が良いかというと、
「打とうとしてドンピシャのタイミングで打てる」
などということは自分の体験から言っても半分くらいしかない。
他は「なんとか泳いで運べた」「詰まっても打てた」など、なんとか対応出来た感じでした。
バッティングは本当に微妙な調整で成り立っています。
脱力して反射神経を使って反応できるようにしておかないといけないと思います。


ホームランが狙って打てる選手たちに共通項があるといわれていますが、守備が上手い選手たちにも共通項があるでしょうか?
上手い選手ほど「ファインプレーしよう」と考えているように思います。
下手な選手は前後の動きを意識して体が固まっています。
反面、上手な選手は左右の動きを意識しています。
ファインプレーを狙うためには
自分の肩の強さ、バットとボールの関係から打球方向を判断する必要があります。
自分の前を転がるボテボテの打球は焦らなくて良いですよね?
簡単な打球を意識している人は守備がうまくありません。

また、私は守備の基本は「歩き」と同じだと考えています。
左足が前にくると右手が前。
右足が前にくると左手が前。
「ナンバ歩き」
ではないのですから、
左足を前に出して左手で捕るのは理にかなっていません。
上手い選手は右半身が前に来て斜になっており、
その状態で身体の正面で捕るようなイメージです。
右足重心ということではありません。
懐が深く、打球との距離感もつかみやすくなるので、
イレギュラーにも対応しやすいというメリットが生まれます。
内外野のバックホーム時の捕球のような動作です。
バックホームと言えば、
外野のバックホームは左足前を前にすると4歩で投げます。
歩数は多いのですが、そのぶん勢いをつけることが可能です。
一方で右足前は3歩で投げることができる。
歩数が少ない分勢いがつけられないデメリットがあるように感じるかもしれませんが、
投げてしまえば当然ボールの速さの方が速いので、
「一歩ぶん持っている時間
が無駄になってしまっているわけです。

また、ハンドリングの面でいうと、
飛んでくるボールに対し、
グラブを下+上に手を添えるような形で捕ろうとすると、
グラブの土手に当たるとケガをしやすいイレギュラーになってしまう。
ボールを飛んでくるに対し、
飛んでくる蚊を両手で叩くような手の向きで当て捕りをすると良いでしょう。

ボールの追いかけ方については
スプリットステップなども参考になるが、
和田賢一さんの「走り方革命理論」が参考になると思います。
世界レベルの実績を持つこと自体素晴らしいが、
きちんとが理論立てて教えられているので参考にしてほしいです。
守備の足の運び方でいうと、
「重心を抜く+始動はすり足」
が適しているように思います。


投球指導について気を付けることは何ですか?
まず、投手育成に関しては現場で見て、投手の後ろから見るようにしています
投手の調子が良い時には捕手側から見ることもあるが、
基本的には見られると投手は力んでしまうのが理由です。
力んでしまう。特にベンチ当落線上の選手などは余計に気をつけなければいけません。


肩を強くするにはどのようにすれば良いですか?
遠投が適しているように思います。
ただし、力みやすい人ほどゆっくりと山なりのボールを投げることに気を付けてください。
このドリルで自分に適したリリースポイントを覚えて、
そこからライナー気味の送球に展開してみることです。
プロになるにはどのくらいのパフォーマンスができれば良いのかを聞かれるのですが、
この遠投で 90m くらい投げられるようにであれば 130km/h は出せるかと思います。
とにかく故障が怖いので、力感に気を付けて実施してみてください。


バッティングで詰まってしまいます
長さの克服が出来ていないのでしょう。
「インパクトでドン+回転」
で先の芯で捉えるのですが、
みな先に着地したがる傾向にあります。
余談ですが、力のない人ほど打席でしゃがみたがる傾向にあります。
膝を曲げて、しゃがんで構えると、
必ず一旦体勢が上に上がってしまうので、
ミスショットにつながりやすくなります。
であれば、リラックスしてちゃんと立って、
打ちにいくに従って上から下へ下がったほうが理にかなっていると思います。


練習さぼりたくなったらどうすれば良いでしょうか?
見つからない程度にうまくサボってください(笑)
個人的に思うのは野球の練習は
アップが多すぎてアップアップしているように思います(笑)
アップを排して、いきなりフリーバッティングをするような形でも良い。
アップ自体はできる限り減らし、馬見塚先生が推奨されるように、
練習中15分に1回くらいはストレッチしたほうが効率的かな思います。


もしライブ放送や動画を見てもうまくできない場合
野球界は一生懸命やる人ほど試合に出れない傾向にあると思います。
できる人はこの放送や動画でできてしまう。
だが、出来ない人はわかっていない部分がある。
分かっていない部分をそのままにしないで、
素直に人に習うことが一番の方法だと思います。
ただ、そのことについて悩むことはありません。
野球界の多くの人が間違えていることなので、共に学んでいきましょう。


// End


「常識はいつも覆されるもの」


今回は宮川理論、そしてすべてのスポーツの真髄ともいえる

「脱力」

そして、

「ホームランを、全ての人に」

を提唱する宮川理論らしからぬ?

守備・投球の内容が濃い回となりました。

この回の途中で宮川先生は

「常識はいつも、覆される」

と仰られましたが、

「なんとなく野球界で経験則的に『常識』を呼ばれれていたものに対して
 
 人間の動作の本質に目を向けつつ再考してみる」

そんな部分が投球にも、守備にも展開されているような気がします。

僕自身、技術もそうですが、こういう

「着眼点」「思考」

といった部分を今まさに学ばせてもらっています。

この記事をここまで読んでくれた皆さん、共に学びましょう!


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宮川理論公式