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2020年5月10日日曜日

軌道とは密に対話しよう!ティースタンド活用術

みなさん、自粛トレ、励んでますか??

はいどーも!ラボ長でございます!!

お待たせしました!!

・スタンドティーを活用する意義
・環境に応じたスタンドティーを活用した練習方法

についてご紹介させていただきます!!


なぜ、スタンドティーを使って練習するのか?


今、この時期においては

「自粛トレ中は動くボールを打つ機会は望めないから」

という事がメインになるかと思うのですが、

スタンドティーを使って練習する意義はそれだけではありません。

まず一つは

「感覚と動作のギャップを埋める練習」

です。

狙っているポイントにちゃんとバットを出せているかどうか。

ここが第一の意義となります。

指導員になる前に宮川理論を学習していた時にはこういう練習も行いました。

今でもよくやる練習です。



そして今回詳しく書かせていただく内容になるのですが、

コロナ禍以前、私の知人がコーチを務めるチームでは

「スタンドティーのバッティング練習を導入しましょう!」
とコーチが提言しても偉い人に
「止まっているボールを打って役に立つのか」
と一蹴されて聞く耳を持たれなかった

という話を聞いたことがあります。

これは

「スタンドティーを使って打つ練習」



「止まっているボールを狙いすまして正確に打つ練習」

であると理解されてしまっているからに他なりません。

当ラボで指導しているスタンドティーの練習とは。。。

投げられてくるボールの軌道に対して

バットの芯の軌道を正確に合わせることが出来ているかを

打球角度・速度で判定することができる練習

と教えています。

あくまで、

飛んだ打球はスイングの質を判定するもの

であり、

スイングの質を上げることが目的。

前述の偉い人にとってはこのところが曲解されているのかもしれません。

ボールや芯を「点」としてとらえるのか「線」としてとらえるのかで

練習の意義、そして効果が大きく変わってくる。

それが当ラボで教えるスタンドティーを使った練習です。

では、内容をご紹介します。


自主練だからこそ、規格にこだわれ


当然それぞれの軌道の練習をするわけですから、

せめて代表的な9コースの出し方はおさらいしておきたいです。

(もちろん、ストライクゾーンの中にはもっと多くのコースのパターンがあるわけですが、あまりまじめにやりすぎるとおさらいだけで野球人生が終わってしまうので…)

そのためには

「こだわれるところは試合と規格にこだわる」

ということです。

バッティング練習で言うと、大事なのは

「ベースやバッターボックスの寸法」

ですね。



こういう細部にしっかりこだわっておくことで、

「いざベースやボックスが無くても同じような感覚で練習をすることができる」

ようになります。

意外に自宅とかで作ってみると

「え、こんなサイズ感だったっけ。。。」

とビックリします。

こんな感じでサイズ感を把握しています。
僕が作っているのはこの部分ですね。
ベースの下端まででも良いかなと思いますが、
ベースだけでなくベース横からバッターボックスまでの部分は
作っておくと良いかと思います。

こういう感覚を持っておくことは、

技術を深めるうえでものすごく大事なことだと思います。

いざバッターボックスに立ってもギャップが少なくて済むかもしれません。


絶対基準と相対基準を持つ


ホームベース、バッターボックスのサイズの大きさは基本的に

「一般」「少年」

などの区別はありますが、

打つバッターによってサイズが変わるわけではありません。

いわば

「絶対的な基準」

ですね。

ですが、

ティースタンドでボールを打つ練習をする際には

人によって変わる

「相対的な基準」

があると考えています。

宮川理論では

「足長〇足」

という形でよく単位を表現しますが、

「足の長さ」

がいつでもどこでも使える物差しなので、

非常に便利です。

足長だけでなく足幅の単位も個人的には良く使います

基本のスタンドティー配置は、まずはど真ん中から行います。



まず右足の場所を決めて、

そこから

「待ちかまえていたど真ん中のボールが来たつもりでステップ」

してみて、どの位置に左足があるのかを確認しましょう。

そのステップ足の場所にホームベースが来るように置いてみてください。

その位置が自主トレーニングの基準になります。

このポジションをベースにコースごとの置きティーの配置を決めて、

代表的な各コースの練習を行っていきましょう。




これらを徹底的に体に刷り込ませます。

軌道とは密に対話すること。

これがバッティング上達の王道かなと僕は思います。


スタンドティーを打つ際の注意点


最後に、前述のスタンド配置で練習をする際の注意点を書きたいと思います。

注意点① この配置を絶対だと思わない


あらかじめ断っておきますが、

前述のスタンドティーの足幅、足長を尺度にした置く場所はあくまで

「基準」

です。

この配置でかっ飛ばすには、

かなり宮川理論に熟達する必要があります。

その場合はスタンドティーとの距離を

「足幅1足~足長1足ぶん」

離してみたりして、

まずは

「かっ飛ばせるように」

してみてください。

そこから離してみた

「足幅1足~足長1足ぶん」

を詰めても打てるようにしていくのですが、

次の注意点に気を付けることで距離を詰めやすくなります。

注意点② ポイントを意識し過ぎない


この記事の冒頭で

投げられてくるボールの軌道に対して

バットの芯の軌道を正確に合わせることが出来ているかを

打球角度・速度で判定することができる練習

が、ティースタンドの練習であると書きました。

なので、

「ピッチャーのリリースからスタンドまでに至るまでのライン」

をイメージすることが大事です。

極端な話、

「そのラインに芯を通せば勝手にいい角度でボールは飛んでいく」

と信じて

打つ際の目線は実際の打席同様に

「ピッチャー方向」

から

「ポイントの少し前あたり」

までを追いかけて

「ボールが置いてある位置をあまり意識しないで素振りをするイメージ」

で捉えると、

よりうまく打てるようになりますし、

その先の

「動くボールを打つ練習」

にもつながります。

こんな感じ。
「周辺視システム」とか
「遠山の目付」とか言われますが
あまり凝視しないことです。
特に、ポイントを近めにすると意識しすぎるせいか

「右足→左足の体重移動」

「上半身の回転」

がおろそかになりがちなるので、要注意です。

よくラボ生のみなさんには

「詰まりそうなときほど、体重移動と回転を素早くじゅうぶんに」

と伝えることが多いですね。

注意点③ 「9ポイント」の「ティー打撃」が全てだと思い込まない


高さ×コースの9つのポイントを今回は提示させてもらいましたが、

実際にはこの中間にもボールは来ます。

・その中間が自然にイメージして打てるようにこの9コースを熟達する

・たまにはポイントをずらして対応できるかどうか確認してみる

そして何よりもティーをうまく打つ練習をするなら

「いろんなコースを意識した『振って戻す』の素振りをして徹底してスイング軌道を体にしみこませる」

練習が一番大事です。

しみこませたスイングをうまく出せるかどうかを

ティースタンドで確認する。

あくまで主役は『振って戻す』の素振りです。

芯の軌道とは素振りでもティースタンドでも密に向き合って

自粛期間にイメージと軌道の完全一致を目指してください。


おわりに


自粛トレに向けて当ラボで採用しているティースタンド練習を紹介させていただきました。

どのような力加減で
どのように身体を使うと
正しく芯の軌道を描くことができ
結果的にかっ飛ばせるのか

これは全体練習では間違いなくつかみきれない内容です。

自粛期間であろうがなかろうが、普段から意識して取り組んでみてください!

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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