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2017年8月11日金曜日

[動画] ラボ流 FBR (Fly Ball Revolution) & バッセン調整術

はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

さてさて、いよいよ社会人のお盆休みも始まりそうな時期になりましたね。

ラボ長も世を偲ぶ仮のサラリーマン業務のお盆休みをいただくのですが、

自由時間など望むべくもないので(笑)お盆休み前の打ち納めに(笑)(笑)

@安定の秘境です(笑)

■ 先刻長崎支部の投稿も紹介させていただきましたが

こちらですね。
九州の宮川理論の活動をリードされてきた
実績豊富な支部です。
Facebook Homepage もぜひご覧ください。
俺も頑張ろう(笑)

宮川理論ではかねてから

「ゴロ禁止」

という表現でフライ推奨をしております。

近年では中村紀洋選手のコーチングの記事や、

長崎支部の投稿でも書かれていたように

プロ野球選手の発言もどんどん変わってきています。


■ とはいえ「上から下へ」理論はいまだに根強くてですね

ラボ長自身も

40年の人生の大半を

「上から下へ」

で過ごしてきたので(笑)

正直なところ、意識してクセをつけないと

油断した瞬間に「上から下へのクセ」が出ちゃうんですね。

勿論、素振りレベルでは

宮川理論の練習メニューのおかげで

このクセは出ることはありません。

問題は、ボールなど、動物体を打つ場合です。


■ よくバッセンの最初の打席では

バントや右打ち

などのやり方が推奨されると思いますが、

それはそれでものすごく大事な意識づけ。

でも、やはり何事も

「人それぞれ」

の部分はあると思うのです。

正直なところラボ長の場合は

「バント」「右打ち」「ゴロ」

だと帰る時のバッセンの感触が

あまりしっくりこないんです。

前回からバッセンに来るまで間が開いたときは特に

「真ん中・低めの打球をホームランボードより上へ」

を目指してフライを打ち上げることを意識しています。


■ まぁ御託並べるよりも動画みせろや

という事になるとおもうので。。。

ちょっとだけよ(笑)

こんな感じで1ゲームは使います。

ラボ長のようにお盆休み自分の時間が取れないという方もいるかもしれませんが、

一度思い切ってフライを打つ練習をしてみると楽しいですよ!

どんな軌道でバットを振れば、

こすらず勢いのあるフライが上がるか、

考えてから試してみても面白いかと思います。

夏のセルフ打ち上げ花火を打ち上げましょう(^-^)

た~まや~~~~~~(笑)(笑)(笑)

では、皆さまよいお盆休みを。


■ 本日もお読みいただき、ありがとうございました!!
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また、どのくらいの投資でどの程度の効果が得られるか、は

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をご覧ください。

お読みいただき、ありがとうございました!!


2017年8月9日水曜日

いやぁ、まぁ商売がヘタですわ・・・直接指導編

はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

さてさて、昨日は動画指導に関する商売の下手さ加減に自分でイヤ気がさしていましたが、

本日は直接指導のお話。

直接指導依頼は Always お待ちしております。。。


■ 最近指導依頼が少なくなってきたかな。。。と思ったので

最近ラボ長も世を偲ぶ仮のサラリーマン業務が多忙を極めたのでまぁうまく回ったことは回ったのですが、

最近直接指導の依頼が減ったなぁと思いはじめてきました。

というわけで、ラボ開設から1年以上経ったこともあるので、

これまで温めてきたことをついに実行に移してみました。

デデーン!
というわけで、直接指導件数の実績をベースにした分析を行ってみたいと思います!


■ まずは導入

折角一年間頑張ってきたのでね…

この1年ちょい、世を偲ぶ仮のサラリーマン業務の傍らではありますが、

基本受けた依頼はすべて対応してまいりました。

時には他の支部で都合が合わなかったお客様も対応させていただいたり。

まぁ宮川理論きってのマニアック支部なので

「背に腹は代えられぬ」

という形で受講していただいた方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)

ほぼ週1ペースでの指導回数と、

16人の方々の「宮川理論への水先案内人」を務めさせていただいたのは

非常に有難い限りだなぁと改めて思っております。

さて、このデータの内訳を見て、どんなことが得られるでしょう?


■ たしかにSNSよりも対面の方が効率は良いのですが

まずは時期による変化
「最近指導が減ったなぁ」

と思ったのでまずは時期による変化を見てみました。

青が総指導回数。赤がそのうちの初回指導の回数ですね。

毎月必ず指導させていただいていることがわかります。

本当にありがとうございますm(__)m

そして、初回指導のお客様もなんだかんだ言って毎月いらっしゃるわけなんですね。

4月の指導件数がクレイジー(笑)だったのでそう思うのかもしれませんが、

毎週・隔週ペースでは指導させていただいていることがわかります。

さらに、このチャートから読み解いてみると。。。


指導した中での所感も含まれるのですが、


だいたい3つの山に分類できることがわかります。

これまでも

「ラボ○期生」

という言い方をさせていただいていましたが、

各期のラボ生の指導が集中する時期が

だいたいこんな感じの山としてあらわれるんですね。

ここではあえて各期のラボ生の特徴はあまり考慮しないようにするのですが、

読み解けるものがあるとすると

こんなところでしょうか。

オフシーズンにピークが来る傾向はなんとなく掴めます。

あとは実績の積み重ねがあるか、という部分ですが、

ここに関しては初回指導の数で読み取れるのではないか

(評判の支部であれば初回指導の件数が1年前と比べても同時期で増加傾向にあるはずと推察)

と思ったのですが、あまり顕著な増加は読み取れませんでした。

推察が外れたのか、はたまた「まだまだ実績が不足しているんだよ」ということでしょうか。


■ 次に着目してみた要素は。。。

ラボ生の年代を属性値として持たせてみました

さきほどの3つの山の特徴と併せてみてみると。。。

なんとなくその期のイメージが付きやすくなったかな?

第1期 : 小学生男子を中心に指導

第2期 : 草野球プレイヤーを初めとする成人男性を中心に指導

第3期 : 中学生男子を中心に指導

という感じに分かれてきます。

2期と3期は若干境界線がグレーだったりもしますが、

こんな考察・所感を導き出してみました。

粗いですが施策も導き出してみました

がっつり指導させていただいた時期よりも後のアフターケアの部分、

また、小・中・高プレイヤーへの働きかけにもう少し重きをおいてもいいように感じました。


■ 今日はまぁこのくらいにしといたろ。。。

てなわけで、まとめですが

このデータ分析の活動はできれば今後も定期的に続けていきたいところですね。

そのためには指導機会が絶対必要になるので(笑)

今後もがんばって PR していきたいと思っています。

僕のように

「特定のチームの監督・コーチではない、BtoC型(笑)の指導員」

はSNSによる集客が基本スタンスになりますが、

今回得た気づきを踏まえてもう1年(せめて半年は)頑張ってみたいと思います。

その先の分析で例えば

チーム指導に舵を切ったほうが良い

とか、

広告宣伝に実費を投入する

とか、

有効な施策が見えてくるのかなと思います。

今回は時期・年代に分けて分析をしてみましたが、

「こんな分析もできるんじゃない?」

という提案、お待ちしております。




    ■ オマケ

    赤のチャートが見当たらないですね。。。

    べ・・・別にくやしくなんかないんだからねっっっ!!!

    まぁこういう傾向は40年間生きてきて今に始まった話ではないので(笑)(笑)(笑)


    ■ 本日もお読みいただき、ありがとうございました!!
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    2017年8月8日火曜日

    いやぁ、まぁ商売がヘタですわ・・・動画指導編

    はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

    さてさて、昨日のかっ飛ばし報告のラボ生が

    当ラボの動画指導の出身であることはお伝えしましたが、

    本日はその動画指導のお話。



    ■ ついに動画指導生がゼロに・・・!

    ラボ長がこれまで受け持ってきた動画指導生は計3名。

    (1) 高3男子(5カ月)

    (2) 小6男子(1ヶ月)

    (3) 中2男子(4カ月)

    先日、(3) のラボ生が無事卒業したので、ついに動画指導生が「ゼロ」になってしまいましたorz

    悲しくない。。。悲しくなんかないぞ。。。。゚(゚´Д`゚)゚。


    ■ とはいえラボ長も積極的には勧誘してはいないのです

    動画指導は基本的には

    ・こちらから練習メニューをお渡しする

    ・その実施状況をスマホで撮影して、指定の Facebook ページ等に投稿してもらう

    というスタイルで行っています。

    昨日ご紹介させていただいたラボ生は地理的に離れていることもあり、

    またラボ生自身がスマホを使うなんてお手の物の高校生ということもあり、

    非常に熱心に(週5ペースくらい)で投稿してくれました。

    間が開いたのってねん挫した時くらいだったかと思います。

    一方で小・中学生のラボ生は基本的に親御さんが撮影・投稿することがメインになり、

    親子のライフスタイルがうまく適合しないとなかなか投稿できなかったりします。

    (そういう意味では最近まで受け持っていたラボ生親子はよく頑張っていただけました)

    そんな事を考えると

    ラボ長は3人の子を持つ親として懐事情はかなり厳しいこともあり(笑)

    つい勝手に相手をおもんばかってしまい(笑)(笑)

    「投稿頻度が厳しそうなら動画指導に投資する分直接指導を回数増やしてみっちりやりましょ」

    っていうオススメをしてしまうんですよね…。

    あー、俺のバカ。。。orz


    ■ たしかにSNSよりも対面の方が効率は良いのですが

    そして僕もどちらかというと対面で喋りながら指導させていただくほうが好きということもありますが(笑)


    そこは私も動画指導メインで学んだ身としてメリットは身をもって分かっています。

    宮川理論の動画指導で出される課題は

    「ホームランを打つことのできるスイング」

    のエッセンスが

    ギュ~~~~~~~~~~~~~~~~~っと(長い(笑))

    凝縮されています。

    直接指導で「あっ」という間に時間が過ぎていって

    「いつの間にか打てるようになった」

    その過程をさらに時間をかけて咀嚼することができるんです。

    言い換えると

    「宮川理論でなぜ人間は打てるようになるのか」

    (壮大すぎますかね(笑))

    を理解しながら、ステップアップすることができるんですね。


    ■ ラボ長の動画指導が目指すところ

    まぁ直接指導の様子は指導記録として動画を撮影しているので

    そちらもクラウドベースで共有していますし、

    試合や練習で打てない時の悩み相談などは直接指導のアフターサービスの範疇で行っているので、

    動画指導なしでもたどり着ける人はたどり着けるかもしれませんが、

    当ラボの動画指導で目指すところは先日投稿したように

    「自分で考えて、自分で修正できる」

    です。

    なので

    「宮川理論を指導員ばりに深く理解したい」

    そんな人に向いていると思います。

    そして当ラボが旗印?に掲げるPDCAそのままに

    「いずれは自分で修正計画を立てて、実行し、観察し、改善につなげられる能力の育成」

    ひいては

    「野球以外でも自分で計画を立てて(以下略)」

    ができる能力の育成

    (壮大すぎますかね(笑)(笑))

    が当ラボの目指すところです。


    ■ まぁそもそも論になりますが

    たしかに親御さんの負担を慮るのも良いのですが、

    ラボ生自身の年齢や、親御さんの状況によって強弱はつけたうえで、

    それ以上に魅力的なコンテンツを提供すれば良いだけのお話ですし、

    その自信はちゃんとあるので、

    これからは動画指導もキッチリ売り込んで行こうと思います。

    てなわけで、

    当ラボのマニアックワールドにどっぷりつかりたい方はぜひ動画指導の門を叩いてください。

    「そこまでマニアックでなくても良い」

    という方、ちゃんと教えてくれる他の支部の動画指導ご紹介いたします…orz

    しかしまぁ読み返して見ると本当に商売ヘタだな俺。。。
    o.....rz


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    2017年8月7日月曜日

    [かっとばし動画] 自分で考えて、自分で修正する

    はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

    動画公開OKなかっ飛ばし報告がひさびさに(笑)来たのでお伝えします!



    ■ 実は当ラボ単独の生徒さんではございません

    彼は実は沖縄のやんばる支部との共同指導を行ってきたラボ生でして、

    直接指導 : やんばる支部

    動画指導 : 横浜港南支部

    という分担で指導させていただいておりました。

    やんばる支部では動画指導はやられていなかったので、当時看板だけ掲げていた当支部になぜか(笑)動画指導をリクエストされた物好き…じゃないや(笑)、熱心なラボ生です。

    今年に入ってからは遠く沖縄からお仕事で関東に来たこともあり、ついに初めてオフ会…じゃないや(笑)、直接指導することができました。

    その時の様子がこちら

    いや~、楽しかったなぁ😊


    ■ 実はこれまでもかっ飛ばし報告はいただいていまして

    この直接指導の後、実は記念すべき柵越えホームランのかっ飛ばし報告をいただいていました。

    ですが残念ながら動画がなく(笑)

    そしてその後動画を撮れる状況の時にはヒットは出るけどホームランは出ないという(笑)

    いわゆる宮川理論あるあるですね(笑)

    でも、スイング自体は

    「いつホームランが出てもおかしくない」

    状態に仕上がっていたので、試合の数さえあればそのうち出るだろうと思っていました。


    ■ そして来ましたかっとばし報告!

    では、前置きはともかく、動画をご覧いただきましょう!!!


    実にシンプルなバッティング。

    この間の取り方はラボ長も参考にしたいくらいですね(^^;;




    そして、インパクトはもう文句ナシ!!!


    そして動画指導から際立っていましたが、彼は力みを抜くのがとても上手いんですよね。このバットの力に身をゆだねるようなフィニッシュ!


    そして、一番ラボ長が嬉しかったのはこのコメントです。


    当ラボの動画指導では

    「自分で考えて、自分で修正できる」

    選手の育成を手助けすることを主眼に置いています。

    ただ技術を身に付けるだけではなく、

    思考をしっかりと身に付けてもらうために、

    小テストなども行ったりしていました(笑)

    もちろん、やんばる支部での指導もそうですし、

    宮川先生や池田代表の指導も彼のバッティング DNA には刷り込まれているので、

    実はラボ長の指導の賜物でない可能性も多分にあるのですが(笑)

    このメッセージを見たときはちょっと涙腺が緩みましたね😭


    ■ これからもガンガンかっ飛ばせ!!!

    昨年までは高校球児だったこのラボ生。

    高校野球を卒業した後、勉学が忙しい中ラボ長の濃い動画指導を5カ月頑張って受けてくれました。

    今年に入って2本のホームランをかっ飛ばしてくれていますが、

    まだまだ野球の醍醐味を味わうのはこれからだと思います!

    力まず、甘球必打でかっ飛ばしていきましょう!!

    これからも報告、楽しみに待ってますよ!!!😉


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    2017年7月26日水曜日

    高校野球を終えるということ

    はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

    暑い日が続きますよね。。。

    相変わらずの不定期更新にて恐縮です。

    さてさて、全国各地夏の甲子園予選が絶賛開催中ですよね。

    かくいうラボ長ももと高校球児。

    以前紹介したようにオスグッドやらシンスプリントやらで周りから

    「オマエ走れないのになんで他の練習はできんだよ」

    と白い目で見られながら続けてきた高校野球。

    そんなラボ長にも最後の夏は存在したのです。いっちょまえに(笑)


    ■ ラボ長の高校時代

    ラボ長の出身高校は北陸は富山県のとある県立高校。

    どちらかというと野球よりも勉強の方が有名な高校です。

    当時、甲子園でもなかなか一回戦を勝ちぬけない県として長らく認知されいた富山県。

    その中で野球としては強豪ともいえない高校で、

    最後の夏にはベンチには入れたものの、

    「まず試合には本来のポジションで出られないだろうなぁ」

    という立ち位置で最後の夏に臨みました。

    当時のラボ長のポジションはピッチャー。

    団体競技としての野球を本格的にやったのは中学からですし、

    中学時代のポジションはショート。しかもヘボ。

    走れないが故に

    「野手としての広範囲のフィールディングは望めなかった」

    のと、

    それなりに肩は強かったので監督さんとしても

    「なんとかしてこの中途半端な立ち位置の子の居場所を作ってあげないと」

    という意味で、経験がない中でのピッチャー器用だったんだろうなぁ、と思います。

    今でも高2からみていただいたこの監督さんの配慮は本当にありがたかったですね。

    この監督さんでなければいまも野球とは完全に縁を切っていたかもしれません。

    ですが、当時のラボ長はえらいノーコン。

    「ほら見ろ、走り込めないピッチャーなんてたかが知れとるやろ!」

    と周りからはきっと思われていたと思うのですが、

    それでもラボ長はわずかながらの可能性に賭けて

    走り込み以外の部分で改善への努力を重ねてきました。


    ■ 最後の夏に向けてのトライアル

    当時、2年生に絶対的なエースがいたこともあり、監督さんとしては

    「1・2イニングでも計算できる投手がいれば」

    くらいの期待度でいたんだと思います。

    ですが、練習試合では結果が出せない。

    そんな中、夏の大会が始まる1カ月の6月末。

    最後の登板テストが行われました。

    自分の中では努力を重ねてきたつもりでの集大成。

    でも今にして思えば努力の仕方が大きく違っていました。

    今のこの知識があればもっとやりようはあったと思うのですが、

    それは皆思う事ですよね(笑)

    ノーコンは改善されることもなく、

    早々とKO、というか自滅して最後の登板テストを終えました。


    ■ どこか傍観していた最後の夏

    それからのラボ長はどこか抜け殻だったように思います。

    監督さんにも

    「後輩たちのバッティング練習を見てやってくれ」

    と言われたこともあり、

    「夏の大会での出番はないんだろうな」

    と悟りました。

    自分のバッティング練習でも

    「出番があればセンターから右に安打を打って出塁して見せる」

    という気持でアピールしていましたが、

    どちらかというと後輩たちへの指導のほうがメインになっていましたね。

    有難いことに背番号はいただくことができましたが、

    練習試合で自滅した後泣くだけ泣いたこともあってか、

    母校が初戦で敗退しても涙にくれることはありませんでした。


    ■ 見なくなった悪夢

    この最後の夏が終わってから、先の登板テストの試合を梅雨時に見るようになりました。

    僕の親はあまり僕がプレーしている試合は見に来ることはできなかったのですが、

    この試合は見に来ていたんですよね。

    気を使ってか両親は「見に来ていていない」と言っていたのですが、

    グラウンドを立ち去る後姿を僕は遠目に見ていました。

    気を使ってもらっているのがもう情けなくて情けなくて(笑)

    そして毎年この悪夢を見た後はもう情けなくて情けなくて(笑)

    でも、今年は全く見ないんですよね。

    (もしかしたら今晩見るかもしれませんが(笑))

    なぜなんでしょう。


    ■ 高校野球を終えるという事

    高校野球の人口は年々減少しているとはいえ、

    4000校近くの学校のうち、

    各都道府県代表になれるのは49校。

    さらに日本一になれるのは1校。

    勝ち負けに軸にしてしまうとほとんどの選手は悔いを残すだけになってしまいますよね。

    でも、悔いを残す人ばかりじゃない。

    きっと高3の夏を終えて

    「高校野球をやりきった」

    と思えるかどうかが大事なことなんだと思います。

    そういう意味では僕は

    「高校野球をやりきることができなかった」

    人間だったんだと思います。


    ■ 高校野球を終えた後のラボ長というと…

    僕は高校野球を終えた後、

    「やっぱり野球をやり切った気がしない!」

    ということで、

    自分の実力でも野球部に入れそうな大学を受験して

    大学でも硬式野球をやりました。

    結局そこでもケガが治ることなく補欠でしたが。。。

    初めて自分の力で試合の勝利に貢献できるようになったのは

    社会人になって草野球をするようになってからです。

    甲子園に出るような学校の選手達とも対戦することができて、

    プレイヤーとしての空白は埋めることが出来たように思います。

    でもずっと悪夢を見続けた昨年までと大きく変わったのは

    「これから高3の夏を迎える選手達の野球人生に関われている」

    ことです。

    「そこで少なからず選手たちが野球をやりきる手伝いをすることができている」

    という実感があるからこそ、見なくなっているのかもしれません。


    ■ 高校野球をやり切れなかったら

    もし、この夏高校野球を終えて

    「野球をやり切ることができていない」

    と感じる選手がいるようだったらこう伝えたいと思います。

    「なにも高校野球が最終地点と考える必要はない」

    「やり切れていない、と思うようならプレイヤーでもコーチでも野球に携わり続ければいい」

    「きっとその先に人生の宝になるようなものが眠っている」

    と。

    人間にもし「野性の勘」のようなものがあるとするならば、

    やり切った感が無い人は

    「『宝』がその先にある」

    ことに気づいているのかもしれません。

    高3からずいぶん時間がたってしまいましたが、

    これが『宝』を手に入れることができたラボ長からの『遺言』です(笑)


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    2017年7月5日水曜日

    公認指導員スキルアップ講習会レポート~野々村直通先生に学ぶ(後編)

    はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

    東京・神奈川暮らしもそこそこ長いラボ長ですが、はじめてこの駅で降りました。。。

    さてさて、Blog 更新も週イチがせいぜい身辺にて大変恐縮ですが、先日の

    BSH 宮川理論公認指導員スキルアップ講習会

    「野々村直通先生に学ぶ」

    後編でございます。


    野々村先生、今回もどうぞよろしくお願い申し上げます。

    ■ 前編のまとめ


    前回の記事はこちらになるのですが、

    ・多角的に物事に向き合い、
     本質を見極めることが大事である

    ・指導される側に対しては本質を見極めるにしても
     (仮に罰を与えることがあったとしても)
     愛情が根底にあることが大事である

    が野々村先生の体罰に関するスタンス、また、教育に対するポリシーではないかと感じたラボ長であります。


    ■ それに加えて

    もう一つ、この日の大事な内容としては

    「努力をすることは誰でもできる。それを継続させることが指導者として大事なこと。」

    というお言葉です。

    前回の記事の通り、体罰に関わる現場に足を運ぶことはあまり多くないだろうと思われるラボ長ではありますが、

    この点は「打撃指導員」としてものすごく重要な部分です。

    リピート率、リピート回数もありがたいことに多い昨今でありますが、

    より上を目指す必要がありますし、

    指導していない時でもよりラボ生の皆さんには伸びていただかなくてはなりません。

    野々村先生の所感としては

    「時の移り変わりとともに努力を継続できる子どもは少なくなっている」

    とのことです。

    そこで、野々村先生が提唱されているのは

    「教育論」

    ならぬ

    「強育論」

    なのです。

    講演後拝読させていただき、理解が深まりました。この記事を読まれて興味を持たれた方はご覧になることをオススメします。(画像は Amazon のリンクに繋がっています。)


    ■ 努力を継続できない子に対して、どう接するか

    努力を継続するために必要な要素、その一つは心の強さとのことです。

    野々村先生の教え子には横浜ベイスターズに所属する

    梶谷 隆幸 選手



    白根 尚貴 選手

    が有名ですが、

    先生が「心の強さはピカイチ」とおっしゃるのが

    阪神タイガースで活躍する

    糸原 健斗 内野手

    だそうです。

    プロ野球選手になるにしては身体がさほど大きくないとのことで

    プロ入りには時間がかかってしまったそうなのですが、

    プロに入ってからも上手くなるための努力を欠かさないのだとか。

    阪神タイガースは選手がお世話になっているファンの方々のお誘いも多いという噂を

    伺ったことがあるのですが、

    そのお誘いを断りつつ、日々努力を継続されているようです。

    では、糸原選手ほどの心の強さを持たない人にはどのようにすれば良いのでしょう。

    先生が仰るには

    ・「この人と一緒なら頑張れる!」という存在であり続ける事

    ・最後に笑顔にしてあげること

    ・それまではその子のためを思ってつらいことを継続してもらうこと

    なんだそうです。


    ■ とはいえそうするためいはどうしたらえーの。。。

    この点に関しては野々村先生なりの秘訣も多分にあると思うのですが、

    まずは、ラ○ザップではないですが

    「結果にコミットすること」

    すなわち

    「勝ちにこだわること」

    だそうです。

    勿論、子供たちの将来をつぶしてまでの「こだわり」という意味ではなく

    「勝ちたい」

    と思っている子供に対して

    「この先生と一緒に努力すれば、勝てる」

    という信頼関係を作る事が第一なのでしょう。

    その夢が、目標があるからこそ、努力できる。

    短期的には上手くいかなくても

    努力を続け、上達し、勝利をつかみとる。

    このサイクルを回したうえで

    選手がその過程で結果を出すことで初めて

    「褒める」

    ことが肝要なのだそうです。

    むやみやたらに褒めることで子供たちは慢心してしまうケースもあるので、

    状況に応じて「ちゃんと叱る」

    (むやみやたらに叱る、ということも勿論ないのでしょう)

    このさじ加減が島根県を10回にわたって制した名将たるゆえんであり、

    子供たちを進歩させるための真の「教育」であり「強育」なのでしょう。

    もちろん心の強さだけでは成り立たないとラボ長は思います。

    必要条件ではあるが、十分条件ではない。

    野球を突き詰めるためには野球そのものへの興味も不可欠だと思います。

    ですが、きっと野々村先生にはその点についてもきっと見えている部分があるんだと思います。


    ■ 若者にとって苦難の時期は続きますが。。。

    日本は先進国の中でも自殺率が高い国であると言われています。

    私のような中年男性もそうですが、

    若者の自殺や、ひきこもりなどは社会問題になって久しいですよね。

    そんな中、いかにして、暴力ではなく

    「正しい強さを身に付けてほしい」

    そして

    「弱者に対して優しさを持つ人間に育ってほしい」

    これが、野々村先生の愛情であり、教育論なのだと感じました。

    そのために必要な感謝の心を養う目的で

    宮川先生が紹介された江田島の教育参考館に展示されている

    「特攻隊員の遺書」

    を野球部員に見せ、その心中に思いを馳せてもらうことで

    「いま、野球をすることができる」

    こともされていたそうです。

    勿論、自殺率の高さは社会構造の歪みによるという側面はあると思います。

    でも、そんな社会でもしっかりと自分の足で生き抜いていく若者に育ってもらうために

    教育の現場の中でまさしく命がけで試行錯誤されてきたのだと思います。


    ■ では、野々村先生の教えをどこで生かすのか?②

    さて、前回に続きこの素晴らしい知識を得たうえで

    得た知識は生かさなくては意味がない。

    活かすために日常の心がけ、行動のレベルにまで落とし込んであげる

    流れになるわけですが。。。

    やはりラボ長としては

    「この人と一緒であれば努力を継続することができる!」

    存在を目指さなくてはいけません。

    つまり

    「この人と一緒に努力すれば打てるようになる!」

    という信頼関係を得るために

    「結果にコミット」

    し続けなくてはいけません。

    前回は

    > 「仮に短い時間であっても、
    >  生徒さんを多角的に、
    >  また愛情(=思いやり) をもって見守り
    >  生徒さんのバッティングや人となりの
    >  本質を見極めるレベルを上げる

    ということを書かせていただきましたが、

    それと併せると。。。

    ・野々村先生の教えをどう生かすか
     ↓
    ・努力を継続できる選手を育成する
     ↓
    ・とにかく「打てる」という結果にコミットする
     ↓
    ・「この人と一緒に努力すれば打てるようになる!」という信頼関係を得る
     ↓
    ・短い時間でどのようにその「信頼関係」を得るか
     ↓
    ・ラボ生の「これまで打てなかった」時期や可能性を否定することなく
     ↓
    ・ラボ生の「野球・バッティングに対する想い・やる気を」をしっかりと見極める

    そのうえで

    ・技術に関しては徹頭徹尾
     「ラボ生のバッティングを正確に評価する存在」
     であり続ける。
     過剰な褒め言葉も、過剰な厳しさも必要ない。
     (ラボ生が自分を正確に評価してくれる指標として信頼できるように。)

    ・ただし、これまで
     「自分に合わない指導を受けて打てずに苦しんできた」
     という事実を踏まえて
     「それを乗り越えるためのトライをしている」
     という姿勢をしっかりと評価する。

    ・また、ただ技術を教えるのではなく
     どのようにアプローチすればよいのか
     どのような思考を持って課題に取り組むのか
     を伝えながら指導することで
     努力、すなわち工夫し続けることの楽しさと
     強くなるための方法を指導する。

    がラボ長なりの「強育論」なんだと思います。

    正直なところ、字面だけで見るとこれまでやってきたことと大きく変わってはいないように見えるのですが、

    野々村先生のお話を聞いた後で一番変わったのは

    「覚悟」

    の部分だと思います。

    確かにラボ長は打撃指導が生業ではありません。

    が、

    これまで以上に指導での一言、そして、一挙手一投足をゆるがせにしない。

    より指導の効果が最大限りになるように工夫を重ね続ける。

    その部分で大きな後押しをいただいた、

    そんな一日だったと思います。


    ■ おまけ①

    これまで書いてきた内容でもありますが、

    ラボ長は元エリート野球選手でも

    野球チーム指導経験者でもありません。

    ましてや、甲子園なんて言葉にはぜんぜん縁がありません。

    なので、打撃理論ホッパーであり、

    野球的にはどちらかというと

    「落ちこぼれ」

    の観点から皆さまに貢献する方法がないか、

    一年間指導スタイルを模索してきました。

    でもその一方で

    「甲子園に出たことのあるような人の思考はどのようなものなんだろう」

    「甲子園に出たことのあるような人の体験ってどのようなものなんだろう」

    という事は常に気にかかっていました。※

    宮川先生ももちろんその一人でもあるのですが、

    今回宮川先生や野々村先生と同じ空間に居ることによって、

    自分に足りないものが言葉だけでなく、もっと感覚レベルで感じることができました。

    その人の思考を読み解き、知るにはその人が書いた書物を読むことで可能になるでしょう。

    ですが、もっと深いレベルで感じるためにはその人と話し、同じ空間に居ることです。

    今回、講習会の内容を一部共有させていだいておりますが、

    野々村先生に限らず次の講習会の機会にはぜひ参加されることをオススメします。


    ■ おまけ②

    講演会後、懇親会で先輩指導員の方々を始めお話をたくさん伺うことができました。

    おまけ①の※について話させていただいたところ

    「いや、ラボ長にはすでに頼りにしてくれているラボ生さん達がたくさんいるんだから、今までどおり大事指導していくことが一番なんじゃないですか」

    と言っていただけたのは心強かったです。Kさん、ありがとうございましたm(__)m

    そして、僭越ながら宴席にて野々村先生にもお話を伺いました。

    今度は子供を持つ親の立場で

    「先生から見て『努力を続けることのできる子供の親』に見られる共通点は何ですか?」

    と伺ったところ、

    「子供にあれこれ口出しをせずに任せている親御さんが多い」

    という言葉を伺いました。

    ラボ長は上が小1を筆頭に三人の子供がおりますが、

    大変貴重なお言葉を頂戴しました。

    野々村先生、改めてありがとうございました!!!


    ■ 本日もお読みいただき、ありがとうございました!!
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    また、どのくらいの投資でどの程度の効果が得られるか、は


    こちら


    をご覧ください。


    お読みいただき、ありがとうございました!!



    2017年6月28日水曜日

    公認指導員スキルアップ講習会レポート~野々村直通先生に学ぶ(前編)

    はいどーも!BSH 宮川理論横浜港南支部 Home Run Lab、ラボ長でございます!!

    はるばる来たぜ八王子~

    先日、Facebook HP でも告知させていただきました、

    BSH 宮川理論公認指導員スキルアップ講習会

    に参加して参りました!

    宮川先生にお会いするのもほぼ1年ぶり!

    打撃指導の魔術師こと池田代表にお会いするのもほぼ1年ぶり!

    そして、そして、今回はラボ長がかねてからお会いしたかった方の講演会が開催されたのでございます!!


    ■ そのお方とは…

    このお方です!!!

    そう、やくざ監督こと。。。
    元・島根県開星高等学校美術教諭であり、言わずと知れた野球部監督でもある

    野々村直通先生

    です!!!

    (ラボ長の直の先生ではありませんが、キャリアを鑑みてあえて「先生」と書かせていただければと思います。)

    ラボ長、件の

    「21世紀枠に負けたのは末代までの恥。切腹して死にたい」

    発言以来、実は野々村先生は個人的には好きな監督さんなんです。

    この本も拝読させていただきました。
    こういう風に書くと

    「え、ラボ長って、意外に体罰容認派なの?」

    とかイキナリ言われそうですが、そういうことを申し上げているわけではなく。

    恥ずかしながら、中国地方の高校野球界にはあまり明るくなく、

    野々村先生のお名前は件の「末代までの恥」発言で初めて知ったのですが、

    ずいぶんと

    「人間臭さ」

    を感じられる監督・先生だなと思っていました。

    そりゃもちろん

    「相手に対して失礼のないように試合後の談話でも振る舞うのが大人の対応」

    だとは理解していますし、

    和装や美術教諭というギャップ萌え(失礼)から先生のキャラクター自体が好きだという側面もありますが、

    みなさんが学生時代にもいらっしゃいませんでしたかね?こういう先生。

    「勝ちに全力を注いできたので試合後は悔しすぎて仕方がなかった」

    こういう自分の気持ちに正直なところが垣間見える先生ってなんとなく信頼できたんですよ。

    そしてこれまた意外と思われるかもしれませんが、ラボ長自身が無類の負けず嫌いであることも理由かな、と思います(笑)


    ■ すっかり体罰問題のヒール扱いを受けているそうなのですが…

    昨今教育界、スポーツ界を騒がす体罰問題。

    野々村先生もマスメディアで体罰については容認されていることもあり、

    他の体罰反対派の教育評論家とは対立の構図でキャスティングされ

    すっかり

    体罰推進論者

    として扱われている部分があるかと思います。

    でもですね、著作物もそうですし、改めてお話を聞いてみると字面からのイメージとは

    ちょっと違うように感じるんですよ。

    この野々村先生の講演前の宮川先生の講演でも

    野球用語は曖昧なものが多すぎる

    なんてお話を切り口に非常に深いお話がなされたのですが、

    野々村先生の場合も

    ・一連の番組で使われる体罰に関わる用語の定義が曖昧

    なところから始まって、

    ・発言の捉えられ方が単方向からに限られている

    ・思い込み、誇張などで、発言の重みや背景が消されてしまう

    などでイメージが大きく損なわれている部分があるのかな、と感じました。


    ■ お話を聞いて改めて思うのですが

    やっぱり、人間の思考や発言は慎重に受けとる必要があると思うんです。

    体罰容認 = 暴力推進

    ではないことは野々村先生のお話を聞くにつれて伝わってきます。

    マスメディアは

    「万人に対して浸透しやすい内容をよりクローズアップして」

    報道する側面があると思いますが

    野々村先生の発言の背景にあるものは

    視聴者が意図的に情報を集めようとしないとなかなか見えづらいものがあります。

    制約が多いテレビ・新聞などの情報だけでは難しいかもしれません。

    著作物や講演のように、

    野々村先生側の発信に目や耳を傾けないと一生伝わらない可能性が高いと思います。

    この日の講演でも野々村先生は

    「万人に対して当たり障りのないものなどない」

    という事からお話を始められたのですが、

    体罰容認という事ひとつとっても

    「暴力という手段に訴える生徒がいる環境」

    で教師生活を全うされてきた野々村先生にとって、

    「少なくとも身の回りで、同じような環境で、体罰なしで教育を成立させた」

    事例にはついぞ出会うことが出来なかった、

    また、

    「ご自分が最大限努力されたのだけど叶わなかった」

    という事実がその背景にあるんだと思います。

    そんな中で

    「なんでもかんでも叩いて教育すればいいのか」

    というと、その点に対してもきちんと

    「No」

    という意見を持論とともに確立されているんですね。

    その反面、一律で

    「体罰」「パワハラ」「セクハラ」を疑われかねない行為を

    お上が禁止し始めているので、

    「逆にどんどん教育の現場が苦しくなっている」

    というお話をされていました。


    ■ とはいえいろんな人に主張はあるわけで

    「でも、結局手を上げるんでしょ?暴力じゃないか」

    「そんな事で困っていても結局はお前らの自業自得じゃないか」

    という意見も出てくると思います。

    それもまた致し方ないと思います。

    その人がお持ちの体験によって

    「どんな理由があっても暴力だけは絶対に許せん!」

    という方もいらっしゃるでしょう。

    でも、そういう方々に対しても

    「主張の背景も含めて堂々と意見を交わしてみましょうよ」

    という事はおっしゃられていました。

    言い換えると、その場に立ってくれないことに不満を感じていらっしゃった感はあります。

    各々のもともとの主張である

    「体罰はなくてはならない」

    「体罰を含め絶対に暴力はあってはならない」

    はなかなか変わることはないと思いますが、

    「物事を一方向から見るのではない、本質を見極めることのできる目を養う」

    ことはできるのではないかとラボ長も思うのです。

    もちろん、人の命を奪うまでの暴力、それに近い暴力はこの範疇を超えていると思います。

    被害者や被害者に近しい立場になるとその場に出て冷静にお話することはかなりの苦痛を強いるので意見を交わすことなど到底できないと思います。

    ですが、そのように被害者の方に消し去ることのできない精神的な苦痛を与えた場合、

    それは体罰ではなくただの暴力なのだ

    ともおっしゃられていました。


    ■ 正直なところ、ラボ長も根本的には体罰は使いたくない・使ってほしくない人です

    なぜなら過去に体罰といってもいい罰を受けたことがあるからなのですが、

    正直なところ

    「あの罰を受けたからこそ今のラボ長がある」

    というよりは

    「あの罰を下す前に、なぜ自分の非を説明してくれなかったのか」

    という気持ちの方が強いです。

    ですが、野々村先生のお話の中で

    「生徒をしっかりと見つめて手を上げるべきなのかどうか、愛情をもったうえで見極める事が大事」

    「見極めたうえで(手を上げるだけではなく)触れ合うことで生徒がより成長できるのかどうか」

    「体罰は最後の手段。また、暴力とは根本的に違う。」

    という内容を聞くと、

    「もしかして同じようなケースで相手が野々村先生だったなら、あの罰は下されなかったんじゃないか」

    とも思えてきました。

    体罰反対論者に対して物申されるだけでなく、

    安易に体罰を肯定する側に対してもちゃんと釘を刺している。

    実際に野々村先生の生徒さんだった方、同僚だった方の印象・意見を聞くともちろん十人十色の反応が返ってくるとは思うのですが、

    少なくとも、ラボ長にとっては過去の経験をいい方向で洗い出すとともに、

    日常体験することができない貴重なお話をたくさん聞かせていただけた講演でした。


    ■ とはいえ、ラボ長は教員でもなければチーム指導者でもありません

    改めてここで語るまでもないかもしれませんが、

    ラボ長は

    「お金を頂戴して技術を教える」

    立場です。

    教員でもなければ特定のチームの監督・コーチを務めているわけではありません。

    なので、野々村先生が出会ったような

    「暴力という手段に訴えてくる生徒がいる環境」

    に身を置いたことはありません。

    なので、野々村先生が仰るようなレベルで体罰について、

    まず語れるレベルにすらないです。

    偉そうに書いていて申し訳ないのですが、まず、これが現実です。


    ■ では、野々村先生の教えをどこで生かすのか?

    ですが、今回これだけの素晴らしい知識を得ることができたわけです。

    得た知識は生かさなくては意味がない。

    活かすためには日常の心がけ、行動のレベルにまで落とし込んであげる必要があります。

    まだまだ貴重なお話を伺っているので後編でも知識の落とし込みは行うのですが、

    少なくともこの前編部分では

    「仮に短い時間であっても、

     生徒さんを多角的に、

     また愛情(=思いやり) をもって見守り

     生徒さんのバッティングや人となりの

     本質を見極めるレベルを上げる

    ことなのかな、と思います。

    勿論体罰はおろか、口舌の刃で人を斬ることも許されません。

    そして、その生徒さんそれぞれに最大の効果が表れる指導ができるように引き続き修練することが大事、と思います。

    もちろんこれらのことは今までも気を付けて来たことなのですが、

    そのためにどう人間として振る舞うか、大きなヒントをいただくことができました。

    より詳しい点も含めて、次回「後編」に続きます!!!


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